建物のプランニングに関するQ&A

建物のプランニングについて、よくお問い合わせのある内容を以下にまとめました。
掲載内容以外のことで不明なことがございましたら問い合わせフォームよりお気軽にお寄せください。

間取りを考える時、和室は必ず設けた方がよいのでしょうか。
「リビングに隣接した和室をなくして、広々としたLDにしたい」という要望が多いようですが、和室にはさまざまな使い方ができるという良さがあります。
たとえば、来客用の寝室や仏間などに使うこともできますし、ごろ寝してくつろぐという使い方もできます。それぞれのライフスタイルをじっくり考えて、本当に必要かどうかをチェックし和室をつくるかどうか決めるとよいと思います。
間取りを考える時、部屋数は多い方が使いやすいのでしょうか。
部屋の数よりも、家族の状況に合わせて機能的に生活できるように考えるほうがよいかもしれません。
たとえば、子供のいない共働きのご夫婦や、子供を独立させたご夫婦などにとっては、ワンルーム感覚の住まいのほうが動きはスムーズになります。
室内の移動距離が少ない間取りでは、ホテル暮らしのような快適な生活が得られるようです。
洗濯機は洗面室に置くようにプランニングした方がよいのでしょうか。
洗濯機の横には、洗濯の山・・・なんて洗面室がスッキリ片付かないのは洗濯機があり家事室の機能を兼ねているからです。
デザイン性の高い洗面室にしたいのであれば、洗濯機を置かず、別の場所に置いても良いでしょう。
前面に扉を設けて洗濯機が見えないようにするなどの工夫もいいですね。
また、廊下やキッチンのつながりに置いたほうが家事効率がアップする場合もあります。
リビング・ダイニング・キッチンは1階に作った方がよいのでしょうか。
今までは、通常1階にリビングがほとんどでしたが、最近では、逆転プランの考え方もでてきており、2階にリビング、ダイニング、キッチンをつくったりする事も多いようです。
こうすることで、長い時間を過ごすリビングの日当たりがよくなり、道路からの視線を気にすることもなく過ごせるという利点があります。
リビング・ダイニングはどのようにプランニングしたらよいのでしょうか。
リビング・ダイニングはメインルームになりますね。
最近では、オープンなLDK空間が人気の様です。リビング・ダイニングは、家族が団欒や食事をしやすい部屋にすることを中心にプランニングしますが、来客をもてなす場でもあるということも考慮します。
そのため、間取りの中で一番スペースを広くとるべき部屋になるのではないでしょうか。
キッチンはどのようにプランニングしたらよいのでしょうか。
最近では、ダイニングと連携させたオープンキッチンが主流です。
間取り配置としては、ダイニングに隣接させ、工事の合理化を図るためにその他の水回りともつながりがよく、家事動線が機能的にすることが望ましいと思います。
寝室はどのようにプランニングしたらよいのでしょうか。
夫婦で使う寝室は、最低でも洋室ならシングルベッドが2つ置ける広さが必要です。
寝るだけの部屋というより、洋服を収納できるクローゼット、書斎スペースなども含めてプランニングするケースが多いようです。
水回り(浴室・洗面所・トイレ)はどのようにプランニングしたらよいのでしょうか。
浴室・・・疲れている現代人にとって、浴室は第二のリビングといわれるほど、家族間の癒し・くつろぎの場として求められる事が多いようです。
そのため、機能だけでなく、少しスペースにゆとりを持たせたり、浴室からグリーンを眺めるため、ガーデンプランと合わせて考える方も多いようです。

  • 洗面室
    機能的でしかもデザイン性をアップさせる傾向が強く、動線を考え、キッチンと隣接させて2方向から出入りできる2WAYタイプが人気のようです。
  • トイレ
    トイレは来客も利用すること、また水が流れるなど音の問題もあり、どこに配置するかをよく考える必要があると思います。
子供室はどのようにプランニングしたらよいのでしょうか。
子供の数や年齢、性別によってフレキシブルに考えられるようにしておきたい部屋です。
勉強する場所、寝る場所と割り切れば、広さにはあまりこだわらなくてもようではないでしょうか。
また、まだ子供が小さくて、親の目が届く範囲で勉強させたほうがよいうちは、勉強机をリビングや廊下のコーナーに置くのも一案です。
玄関・廊下・階段・収納はどのようにプランニングしたらよいのでしょうか。
玄関は、来客を初めに迎える場所なので、家の顔ともいえるでしょう。
1.5坪〜2坪は欲しい場所ですね。
最近では、コートなど衣類を収納するクローゼットのスペースをとったものも見受けられます。
廊下は、バリアフリー対応にする傾向があり、階段下は収納やトイレにするなどの工夫をすると良いでしょう。
収納は、内部が見渡せるかがポイントで、なるべく間口を広くして、奥行きを浅くしたプランにする良いでしょう。
先に、分散収納にするか集中収納にするかということも決めておくと良いでしょう。